コールマン286A ケロシン化
出典:Field Design Outdoor
コールマンのガソリンランタン、286Aをケロシン化します。
こちらに記載する記事はあくまで、個人で楽しんでいますので、ケロシン化する方は自己責任でお願いします!
(決まり文句ではありますが…。)
早速ケロシン化へ!!
ケロシン化とは
286Aは燃料にホワイトガソリンを使用しています。その燃料を灯油として使用出来るようにすることがケロシン化です。灯油≒ケロシンであるため、ケロシン化と言うようです。
286Aをどうするのか?
ガソリンと灯油は引火点が異なります。
・ガソリンの引火点 -40℃以下
・灯油の引火点 40℃以上
単純に80℃以上も引火点が異なることがわかります。
燃料を灯油に変更した際に、しっかりと引火してくれるよう、3点の部品を追加・交換します。
<追加・交換部品>
左から
①バルブアッセンブリー
②ジェネレーター
③プレヒートカップ
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286Aケロシン化
1.286A正面です。
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2.上部のポールナットを緩め、燃料タンクとジェネレーターだけ残るように、部品を取外します。
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3.ジェネレーターを取外します。
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4.ホワイトガソリン用の、286Aジェネレーターです。
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5.バルブアッセンブリーを取外します。力が必要であるため、パイプレンチを使用しました。
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6.ホワイトガソリン用の、286Aバルブアッセンブリーです。
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7.燃料供給口(押出し口)です。穴径は直径0.5㎜程でしょうか。
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8.分解が完了しましたので、3点の部品を追加・交換します。左から、①214用バルブアッセンブリー、②214用ジェネレーター、③プレヒートカップ 。
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9.214用バルブアッセンブリーの燃料供給口です。穴径は直径1.5㎜程でしょうか。286Aよりも1㎜大きく、3倍程の穴径になっていました。
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10.214用バルブアッセンブリーを取付けます。
286Aのバルブアッセンブリーは、液体ガスケットシールのような物で固定されているようでした。
今回は、これからのメンテナンスも考慮し取外しが容易なシールテープを使用しています。
熱の影響を心配していましたが、12時間程(6時間×2回)使用しても漏れ等はなく、シールテープの外観も溶けたり等は見当たりません。(引き続き様子を見ながら使用します。)
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11.214用のジェネレーターを取付けます。286A用のジェネレーターより、コイルが太く、密になっています。
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12.プレヒートカップを取付けます。
バーナーフレームを取付ける前に、ジェネレーターに上から差し込みます。
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13.プレヒートカップを取付け後、元のように組み立てれば完成です。
ケロシン化すると、プレヒートカップが追加され、何とも言えない満足感が出てきました。
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14.燃焼試験を行います。(プレヒート)
ケロシン化すると灯油を燃料とするため、引火点が高くなります。そのため、プレヒートカップにアルコールを注ぎ、着火をさせてジェネレーターを予熱(プレヒート)する必要があります。余熱は十分に行ってください。
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15.286A ケロシン化ランタン点火
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286A ケロシン化完了
ジェネレーターのジャムナットの締めが弱く、燃料が漏れてしまいました。増し締めし、漏れも無事に止まりました。
ケロシン化をするとプレヒートの手間が増えます。ただ、そのひと手間が楽しく感じられます。燃料台を考えてみても、ホワイトガソリンと灯油では1Lあたり約10倍も値段に差があります。手間を楽しく感じられ、値段も魅力的なケロシン化を試してみる価値はありました。
ケロシン化等をする際は、必ず自己責任でお願いします♪
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